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2008年7月の日記

2008/07/22(火) たどっていくべき順序――「COMIC1・コミックマーケット」見本誌明治大学寄贈問題

はてなブックマークの情報 はてなブックマークに登録 はてなブックマーク数 2008/07/22 12:04 同人鷹取かずき
※出先からの更新なので後で細かい修正などがあるかもしれません。

 昨日、コミックマーケットの拡大準備集会が東京ビッグサイト会議棟にて行われ、そのレポートが「あっとまーく・いんくりめんと」さん、及び「A@」さんのページにて掲載されています。

 その中で、特に「あっとまーく・いんくりめんと」さんのほうでは「米澤嘉博記念図書館(仮称)」の話題に触れた準備会側の話が多く出ていたのですが、やはりというかなんというか、COMIC1だけでなくコミックマーケットでも今まで蓄積された見本誌の提供を行う予定(※)があるようです。
※録音・録画での記録が禁止されている中管理人さんがメモしたものということで、あくまでも伝聞という形になっていることをご承知の上、これからの文章をご覧ください。

 以下「あっとまーく・いんくりめんと」さんのレポートからの引用です。

(準備会側からの報告より)
>市:明治大学の米沢嘉博記念館について。
>  米沢氏の蔵書を寄贈し、目録を作って一部は閲覧できるようにしてもらう予定。
>  見本誌図書館については模索中。まずは米沢嘉博記念館を。来年にはオープンしたい
>  解決すべき問題も多い。パチられる対策とか。見せられないものもある。エロとか。
>  コミケの見本誌については場所、サークルへの伺いなど、問題が多い。
>  入場を有料にするか、未成年入場不可にするか、研究施設としての側面が強いこともあるが
>  早めにミュージアム的側面を準備したい。


(参加者との質疑応答より)
>Q:comic1では見本誌の寄贈について物議をかもしましたが。
>市:comic1では実験的にやってみた。
>  サークルさんの意見も聞けて、それをベースにコミケの対応も練ったという面も。
>  コミケットでは、見本誌は寄贈でなく短期間の貸し出しになる予定。


 やはりCOMIC1だけでなく、コミックマーケットでも見本誌を「米澤嘉博記念図書館(仮称)」に提供するという形にしたいようです。ただ、問題点についても準備会側では把握しているみたいでして、今すぐ寄贈(貸し出し)するかどうかという段階まではないようです。この点については、おそらくこれから段階を踏んでサークル側にも働きかけていくことになるのでしょう。

 ただ、その"段階"ですが、残念ながら現時点でいくつかの段階をすっ飛ばしているように見受けられます。

 現在のところ、コミックマーケット側からサークル側に対しては何のアクションもありません。昨日初めてこの件が触れられたということになります。1ヶ月前に配送された「コミケットアピール」でサークル側に「こういうことを考えがあります」という風に公知出来たはずなのに、そのアピールに書いてあったのは以下の文言のみです。

(引用始め)
 最後に、準備会前代表故米澤嘉博が所蔵していた膨大な書籍・雑誌などについてですが、米澤の母校である明治大学により「米澤嘉博記念図書館」(仮称)が設置され、これらの蔵書を寄託・寄贈し、マンガ、サブカルチャー研究に資する形で公開することで、現在調整が進んでいることをお伝えしておきます。資料の保存・活用の重要性については、生前米澤自身が繰り返し主張してきたことでもあり、準備会としても協力していきたいと考えています。
(引用終了)

(「コミックマーケット74 コミケットアピール」ごあいさつより引用)


 この通り、図書館の話題は「米澤氏の蔵書を寄贈します」という末尾の文言のみ。そして話題に出したのは来場者のみが聞ける拡大準備集会で、そのレポートを書いたページでしか知ることが出来ないというのは、COMIC1の時と違って断言的な文言ではないにしろ、blog上のみで公知したCOMIC1の時よりもある種厄介なものだと思うのです。

 コミックマーケットはCOMIC1よりも遥かに巨大なイベントであり、その対応には慎重さが求められるはずです。そのCOMIC1の時にも、ベテラン成人漫画家である完顔阿骨打さん(リンク先成人向け注意・当該記事へのリンク→4月21日その2)*1を始めとした多くのサークル側からの疑問や反発があったのに、同じようにサークル側への直接の報告が無いまま話が出てくるという対応がされたのは非常に残念です。

 ただ幸いなことに、今回は寄贈・貸し出しを決定したわけではなく、前出の通り準備会側も問題点が多々あることを把握した上で今後の対応などを考えているようです。その問題点をこれから一つずつクリアしていき、その過程においてサークル側に何らかの形で働きかけがあるはずだと思うのですが、同人誌即売会のフラグシップであるコミックマーケットだけに、冷静で慎重な対応が求められるのではないでしょうか。

 おそらく冬コミ、来年に向けて話が進んでいくと思われるこの問題。今後も見守っていきたいと思います。

<関連記事>

*1 : 記事へのリンクに際しまして、完顔阿骨打さんから許可を頂きました。本当に有り難うございました。

2008/07/14(月) 「米澤嘉博記念図書館」の話題が明治大学の資料に掲載――「COMIC1」見本誌寄贈問題

はてなブックマークの情報 はてなブックマークに登録 はてなブックマーク数 2008/07/14 21:48 同人鷹取かずき
 先日サークル参加者に向けて発送された「コミケットアピール」でも記載されましたとおり、前コミックマーケット代表の故・米澤嘉博氏が所蔵していた膨大な書籍・雑誌類を明治大学に寄贈し「米澤嘉博記念図書館(仮称)」を設立する方向で進んでいるという話がありましたが、当ページのコメント内で、本件が明治大学の「2007年度事業報告書」で公開されているという情報を頂きました。

 リンクフリーでは無いのでリンクは致しませんが、サーチエンジンで「明治大学 事業報告書」と検索すれば、実際にその記事をPDFで閲覧することが可能です。該当の部分が記載されているのは「II 事業の概要」の「7 社会連携」。東京都千代田区猿楽町のビルに「米澤嘉博記念図書館(仮称)」を設立するとあり、その表題が「マンガアーカイブの設置」とあることから先日話題になった「COMIC1」の見本誌類がこちらに所蔵される可能性も考えられそうです。

 実際どういう形になるのかは開設前後、もしくは冬コミ前のアピールや「COMIC1」のほうで告知があるかとは思いますが「COMIC1」で提出された見本誌の行方が近々明らかになりそうですし、それに伴いコミケでの見本誌などについても動きが見られるかもしれません。

 情報を提供していただいた方、本当ありがとうございました。

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