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2009/06/17(水) 同人誌感想記 第37回「60cmトライアングルライフ」

(これまで紹介した作品の一覧はこちらです。)
タイトル:60cmトライアングルライフ
サークル名:原色果実図録 (Homepage)  作者:坂井サチさん
ジャンル:創作  購入イベント:コミティア in 東京87(2009.2.15)
傾向:身長差60cmのラブコメ4コマ


 ガタイが大きく無口な少年・宍戸と、彼の視界に入らないほどちんまりとした少女・久里浜こまり。宍戸はこまりのことを気に掛けているけれども、こまりは逆にそんな宍戸の背にコンプレックスを持っていて彼のことを宿敵と呼び反発していた。そんな差がありすぎる二人の、ちょっぴり激しくてとってもにぎやかな日々のお話。

 ページを開いてみると、いきなり1コマ目からこまりが見上げる姿が。さらに裏表紙にはちんまりとした彼女の姿と、肩から上がフレームアウトしている宍戸の姿……このとおり、とってもでっかい少年ととっても小さい少女という凸凹な二人が恋仲になっていくお話が描かれた4コママンガ。学園ラブコメというのは定番のお話ではありますが、徹底的された身長差と朴訥&やんちゃという正反対っぷりが佳きアクセントになっていてとても微笑ましいのです。

 あらすじにも書いてあるように、想いも全くの正反対。それがこまりがぶつかっていき、宍戸が(文字通り)受け止めていくことにより良い方向にも悪い方向にも作用していって「どうしてこまりが宍戸に反発するのか」「どうして宍戸がこまりのことを気にするのか」ということが少しずつ二人の中で思い出され、明らかになっていきます。こまりの友達の女の子や、こまりをさらにミニマムにした弟・てまりも彼らの仲立ちになって少しずつ正反対だった距離が近づいていくように……この過程がとてもいじらしく、二人の思いが通じ合ったシーンでは思わずこちらまで笑顔になるほど。宍戸のストレートすぎる言葉があまりにも甘いのですよ!

 その後のお話もあり、さらに進展していく彼らの姿が……とは言っても、やっぱり身長差だけは変わることはなく。それでも二人は幸せそうで、最後の最後にいつもしかめ面だったこまりがようやく見せてくれる柔らかい表情はその象徴だなと思いました。全4話と短めではありますが、その分4コマとしてよくまとまっていたお話だと思います。

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