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2008/11/17(月) とりあえず、まとめてみる――「COMIC1」見本誌寄贈問題&「コミックマーケット」見本誌図書館設立問題

はてなブックマークの情報 はてなブックマークに登録 はてなブックマーク数 2008/11/17 16:25 同人鷹取かずき
 個人的な感情を可能な限り排し、これまでの「同人誌見本誌図書館」に関する流れなどを時系列ごとにまとめ、判明していることなどQ&A形式で列挙してみました。
正確時期不明コミケサークル申込書に、将来の目標としての「同人誌図書館」の計画が記載される。
2008.??.??明治大学の2007年度事業報告書に「米澤嘉博記念図書館(仮称)」の設立計画が記載される。
2008.04.19「COMIC1」の準備会日記に「見本誌」というエントリが投稿され「見本誌を明治大学に寄贈する」と決定事項として記載される
2008.04.??各所で様々な反応が巻き起こる。
2008.04.23「COMIC1」の準備会日記に「児童ポルノ法の行方」というエントリが投稿される。この件に関する意図は不明。
2008.04.25「COMIC1」の準備会日記に「見本誌の件」というエントリが投稿され、混乱を詫びた上で「寄贈に変更はない」と記載。「同人誌を守り、文化に近づけるためには」という主旨も併記。
同日夜「COMIC1」の準備会日記に「見本誌寄贈の件」というエントリが投稿され「寄贈したくないサークルは見本誌回収袋の裏に×印を書くように」と選択権が与えられる。
2008.04.27「COMIC1」第2回開催。前出の対応がとられる。
2008.06.上「コミックマーケット74」当落通知発送。見本誌図書館に関する記載はされず。
2008.07.21「コミックマーケット74」拡大準備集会開催。見本誌図書館に関して「COMIC1では実験的に実施」「コミケットでは寄贈でなく貸し出しの予定」という発言がされる。(参考:「あっとまーく・いんくりめんと」さんの該当記事)
2008.08.中「コミックマーケット75」参加申込書販売開始。サークル向けアンケートに「同人誌図書館の公開の形について」という設問が記載される。
2008.09.20「カレントアウェアネス」にて、コミケ代表及びスタッフである安田かほる氏、筆谷芳行氏、市川孝一氏、里見直紀氏の連名で「マンガ同人誌の保存と利活用に向けて −コミックマーケットの事例から−」という記事が掲載され、見本誌の現状と図書館に関する展望や課題、「米澤嘉博記念図書館」(仮称)にコミケで収集された見本誌の一部を収蔵したい旨などが記載される。
2008.10.下「コミックマーケット75」当落通知発送。「ごあいさつ」にて「同人誌図書館の公開の形について」のアンケート結果が報告される。
<「コミックマーケット75」アピール「ごあいさつ」より抜粋>

 今回の申し込みにおいて、コミケットが長期目標としている「同人誌図書館」の公開形態について、サークルの皆さんにアンケートを実施しました。その結果ですが、「誰でも利用可能:25%」「前提知識を持つ人に公開:61%」「研究目的のみ公開:10%」「反対:5%」となりました。今後については、このアンケート結果や、自由記述いただいた反対理由にも留意しつつ、さらに検討を深めていきたいと思います。

 ただ、反対理由の中には「奥付の住所・氏名は『個人情報』である」、「限られた個人の趣味だから」、「サークルの売り上げが落ちる」という意見もありました。何を懸念されているか理解はできるのですが、一方で、自分が同人誌を発行していることの意味・責任について、今一度考えてほしいと思います。不特定多数に頒布を行う同人誌活動は決して 責任から放たれた「美味しいところ取り」ではありません。

 また、図書館というのは、新しい出会い・発見の場でもあり、文化の蓄積の場でもあります。前回の繰り返しにはなりますが、社会から注目を受けるようになった同人誌の世界を、内部の論理だけで社会に納得させていくことは難しいことです。


Q1.同人誌図書館ってどういう計画なの?
  • コミックマーケットでは出展される同人誌の内容をチェックする機構として「コミケでの新刊を見本誌として提出する」というシステムが採用されており、その際に集められた見本誌を利用し図書館を作るという計画です。
Q2.誰が図書館計画を提唱したの?
  • 不明ではあるのですが、コミックマーケットの前代表である故・米澤嘉博氏の頃から「将来の目標」としてコミックマーケットの申込書の「見本誌回収」の説明の項に記載されていました。
Q3.図書館計画は誰が行っているの?
  • 現在のコミックマーケット準備会です。
    また、別件ではありますがコミックマーケットの代表のお一人である市川孝一氏が主催している「COMIC1」でも、第2回以降同意を得られた参加サークルの見本誌を明治大学に寄贈する意向です。(上記の表参照)
Q4.図書館はどういう意図で作られるの?
  • 現代表諸氏らが執筆した「カレントアウェアネス」の該当記事には「日本のコンテンツ文化の大きな部分を同人活動などが担っていて、同人誌の研究の必要性が高まっているため」(要約)と記載されていますが、2008年11月17日現在、サークル参加者側に向けて正式に計画や意図が説明されたことはありません。
Q5.どのくらいの規模になるの?
  • 「カレントアウェアネス」の該当記事によるとおよそ200万冊弱。現在は埼玉にある見本誌収蔵用の倉庫に集積されています。
Q6.図書館はどこに作られるの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
    但し、一部見本誌は明治大学に開設される「米澤嘉博記念図書館(仮称)」に貸し出しす予定だそうです。
Q7.全部の見本誌が収蔵されるの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
Q8.図書館に収蔵された見本誌はどういう風に管理されるの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
Q9.公開方法は閉架式? それとも開架式?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
Q10.成人向け同人誌の取り扱いはどうなるの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
Q11.公開してほしくないサークルは引き上げ依頼が出来るの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
    参考までに「COMIC1」第2回分では開催2日前までは全サークル強制方式で、その後選択制へと移行しました。第1回分の見本誌の取り扱いは不明です。
Q12.奥付とかの個人情報の扱いはどうなるの?
  • まだ計画段階だそうなので、不明です。
    準備会では「自分が同人誌を発行していることの意味・責任について、今一度考えてほしいと思います」(コミックマーケット75「ごあいさつ」該当部より)という方針のようです。
Q13.ある程度の概要や展望はサークル側に対して示されているの?
  • 2008年11月17日現在、計画の概要などは示されていません。

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