▼ 2008/05/23(金) 「お客様」はいません。いやマジで。
いろいろあって潜ってる状態ですが、ちょっと気になる記事を見つけたので浮上。
■Keyはコミケを軽視しているのか?!〜リトバスEX・無印版の発売日設定に思う
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080514/1210775955
■コミケに出ている同人作家は、利益が出ていないところも多いはず
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080519/1211207181
■コミケで、長時間行列を作らせる大手サークルは排除すべきでは?
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080522/1211463611
なんかまわりや各所で思いっきり発火してたので、とりあえず一言。
「同人誌、同人誌即売会にまつわるいろんなことを学んでから話を始めましょう。それを学んでから、初めてこういう話をすることが出来ると思います」
あと「同人誌即売会」に「お客様」は存在しません。
「同好の士の集まり」のはずなんだけどなぁ。コミケだけでなく、同人誌即売会って。そういう点において、大手だろうが中堅だろうが小規模だろうが、一般だろうがサークルだろうがスタッフだろうが、一応一部を除いては立場がフラットであるはずなのですが。そういう「作品に対する想い」も認められないのかな。
などとふと思った、金曜日の真夜中なのでした。
<それとは別件で>
夏コミには申込してありますが、身辺の事情で以前発表した作品とは大幅に異なることになると思います。その点ご了承ください。
■Keyはコミケを軽視しているのか?!〜リトバスEX・無印版の発売日設定に思う
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080514/1210775955
■コミケに出ている同人作家は、利益が出ていないところも多いはず
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080519/1211207181
■コミケで、長時間行列を作らせる大手サークルは排除すべきでは?
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080522/1211463611
なんかまわりや各所で思いっきり発火してたので、とりあえず一言。
「同人誌、同人誌即売会にまつわるいろんなことを学んでから話を始めましょう。それを学んでから、初めてこういう話をすることが出来ると思います」
あと「同人誌即売会」に「お客様」は存在しません。
「同好の士の集まり」のはずなんだけどなぁ。コミケだけでなく、同人誌即売会って。そういう点において、大手だろうが中堅だろうが小規模だろうが、一般だろうがサークルだろうがスタッフだろうが、一応一部を除いては立場がフラットであるはずなのですが。そういう「作品に対する想い」も認められないのかな。
などとふと思った、金曜日の真夜中なのでした。
<それとは別件で>
夏コミには申込してありますが、身辺の事情で以前発表した作品とは大幅に異なることになると思います。その点ご了承ください。
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▼ 2008/05/09(金) 女性サークル参加者が見た今回の騒動――「COMIC1」見本誌寄贈問題
今回の件について「COMIC1」にサークル参加して騒動の渦中にあった友人――2000年まで合同で活動をしていたサークルの元相方(女性)からメールを頂き、ここで要点を書いてもOKとのことだったので一意見として掲載致します。その友人は現在女性向けジャンル・男性向けジャンルの両方で同人活動を続けており、男性側とはまた違った視点からの意見を頂けました。
※なお、詳細な活動ジャンル・P.N.・サークル名などは省略させていただきます。
※筆者注:男性の中には「女性向け」というだけで誤解を受ける方もいるかもしれませんが、女性向けジャンルにはいわゆるやおい本だけではなく男女カップリング本(一般向け、成人向含め)なども存在しております。そのことを念頭に置いてお読み下さい。
自分自身、89〜98年の9年間はどちらかというと現在で言う女性向けや女性が多いジャンル(魔神英雄伝ワタル、魔動王グランゾート、ドラゴンクエスト、スレイヤーズ、エヴァンゲリオンetc.)に一般・サークル参加していたため、男性向けに比べてジャンル内の雰囲気がキチッとしていた印象が思い出されます。「身内だけで楽しむべし。萌え対象に不快な思いをさせてはいけない」というのはその最たるもので「●●禁」(●●の中には実在するものが入る)といった古くからのローカルルールが存在するなど、男性向けとはまた違った独自の文化が築かれてきました。それはこれまでの同人界の中で、数十年の長きにわたって築かれてきたものであり、突然無理矢理「表に出ろ」と言われても到底無理な話なのです。
このようにジャンルや傾向だけではなく、男性向け・女性向けでも同人に対する考えが多様なのを考えると明確な理由もを告げないまま一括りにして寄贈を決めてしまうのは大変難しいと思われます。「同人誌」と一括りにするのは簡単ではありますが、紐解いてみれば様々な文化が寄り集まって成立して来たのが同人誌であり、同人誌を創っている人たちはジャンルごと、サークルごとそれぞれの考えで活動しているのですから。平穏な形で寄贈を望むのであれば、ごり押しの言葉だけではなくそれぞれの立場を考えた上で、それなりのプロセスを用意する必要があるのではないでしょうか。
とりあえず、これにて一旦同人誌寄贈問題については区切りとさせていただきます。
【参考記事】
<追記>
これまでの自分の記事では意図的に除いてきましたが、友人は児童ポルノ法絡みのことも付記していたのでそれも書いておきますと「確かに対策は必要だけど、それはちゃんと参加者にわかりやすく説明してからだと思う」とのことでした。
※なお、詳細な活動ジャンル・P.N.・サークル名などは省略させていただきます。
※筆者注:男性の中には「女性向け」というだけで誤解を受ける方もいるかもしれませんが、女性向けジャンルにはいわゆるやおい本だけではなく男女カップリング本(一般向け、成人向含め)なども存在しております。そのことを念頭に置いてお読み下さい。
- ある程度閉じた世界だからこそ発達したのが同人。
- 女性向には様々な業界向禁止ジャンルがあり、そういった本はどういう扱いになるのか。
- 一般・サークル側にもわかりやすく説明して、大体OKという状況を作ってからにしてほしい。
- 先日行われた「Super Comic City」の時に、女性向け買い専な人や女性向けサークル(歴史系、マンガ、ゲームジャンル含む)の合計10人ほどに話をしてみた。
- 一様に凄い嫌そうな顔をしていた。
- 女性向けは「身内だけで楽しむべし。萌え対象に不快な思いをさせてはいけない」という意識があるため、身内以外に晒されるのは拒否反応が出る。
- サークル側の拒否反応もそうだが、買い専側からも拒否反応が出たというのは特筆すべき事項だと思う。
- 歴史系(特に日本)の場合などは子孫が生存しているため、各サークル扱いが慎重になっている。
- 個人情報など様々な問題点がクリアされない限り、図書館への寄贈は無理だと思う。
自分自身、89〜98年の9年間はどちらかというと現在で言う女性向けや女性が多いジャンル(魔神英雄伝ワタル、魔動王グランゾート、ドラゴンクエスト、スレイヤーズ、エヴァンゲリオンetc.)に一般・サークル参加していたため、男性向けに比べてジャンル内の雰囲気がキチッとしていた印象が思い出されます。「身内だけで楽しむべし。萌え対象に不快な思いをさせてはいけない」というのはその最たるもので「●●禁」(●●の中には実在するものが入る)といった古くからのローカルルールが存在するなど、男性向けとはまた違った独自の文化が築かれてきました。それはこれまでの同人界の中で、数十年の長きにわたって築かれてきたものであり、突然無理矢理「表に出ろ」と言われても到底無理な話なのです。
このようにジャンルや傾向だけではなく、男性向け・女性向けでも同人に対する考えが多様なのを考えると明確な理由もを告げないまま一括りにして寄贈を決めてしまうのは大変難しいと思われます。「同人誌」と一括りにするのは簡単ではありますが、紐解いてみれば様々な文化が寄り集まって成立して来たのが同人誌であり、同人誌を創っている人たちはジャンルごと、サークルごとそれぞれの考えで活動しているのですから。平穏な形で寄贈を望むのであれば、ごり押しの言葉だけではなくそれぞれの立場を考えた上で、それなりのプロセスを用意する必要があるのではないでしょうか。
とりあえず、これにて一旦同人誌寄贈問題については区切りとさせていただきます。
【参考記事】
<追記>
これまでの自分の記事では意図的に除いてきましたが、友人は児童ポルノ法絡みのことも付記していたのでそれも書いておきますと「確かに対策は必要だけど、それはちゃんと参加者にわかりやすく説明してからだと思う」とのことでした。
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霧は未だ晴れず、まだ遮り続ける――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. 昨日夜、COMIC1の代表・市川氏が「決意表明」ともとれるエントリをblogに上げた3時間後、以下のような記事がアップされました。 http://comic1.sblo.jp/article/14418270.html 「見本誌回収袋に×印をつければ...
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すれ違いの不幸――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. 当ページで取り上げた「COMIC1見本誌寄贈問題」ですが、イベントが終わり友人からの報告やmixiコミュニティでの報告によると、当日粛々と見本誌の回収が行われ、各サークル代表の判断によって見本誌寄贈の許可・不許可が選択されたようです。一部には市川代表に直...
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積み重ねられてきた、そして積み重ねるべき「信頼」――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. またまたこの件に関してのエントリです。 当サイトでは延々と図書館の寄贈に関しての文句グダグダと書いていったのですが、その件に触れる前にほんのちょっとだけ話題を変えてみたいと思います。 以前にも書いたとおり、日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」(...
▼ 2008/05/07(水) 積み重ねられてきた、そして積み重ねるべき「信頼」――「COMIC1」見本誌寄贈問題
またまたこの件に関してのエントリです。
当サイトでは延々と図書館の寄贈に関しての文句グダグダと書いていったのですが、その件に触れる前にほんのちょっとだけ話題を変えてみたいと思います。
以前にも書いたとおり、日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」(以下コミケ、正規表現時はコミケットを使用)では古くから全サークルの見本誌を毎回回収しチェック・保存しているわけですが、その中で米沢代表やコミケットカタログ、同プレスの発言などで「いつか同人誌図書館なんてのが出来たらいいね」というものがあり、また、コミケのサークル参加申込書に収録されている「コミケットマニュアル」には以下のように記述されています。
コミケットでは第一回目より見本誌を集めています。個人の営為としての表現、文化としての同人誌を後の時代のために残すという目的のためです。現状では、回、ジャンル、ブロックのおおざっぱな整理しかされていませんが、全て保管されています。同人誌図書館、資料館の設立に向けて、資料の保存に加えて整理を始めるべき時期に来ているのかもしれません。
――「コミケット69マニュアル」(2005年8月刊)より
コミケでの見本誌回収に関して、これまでほとんど反発の声を見受けることはありませんでした。*1では、これまでどうしてサークルにとって貴重とも言える一冊を、サークル側は見本誌として提出し続けてきたか。それは、コミケにおいて長く続いてきた慣例・義務であり、また長年築かれてきたサークルとコミケ準備会との「信頼」で成立してきたからと言えるでしょう。何より、見本誌を集めることの目的をサークル側に明確に示し、そして全て保存していると示してきたというのも大きいところです。*2*3
では、ここから本題。
サークル側に対しての「COMIC1」の見本誌の扱いについては「サークル参加申込案内」に、以下の一文が記述されているのみです。
>見本誌提出のお願い
>■COMIC1に参加するサークルの頒布物の内容を、COMIC1準備会が当日の朝に確認させていただきます。また、開会前に当日の新刊を見本誌として提出して下さい。
――COMIC1「サークル参加申込案内」より
好意的に考えればコミケと同様の形で見本誌というものを考えていたのだと思われますが、ここにはCOMIC1準備会が見本誌を回収する意図は書かれておらず、サークル側に対して「回収します」という事実のみが事務的に伝えられているだけ。この上で突如「COMIC1準備会日記:見本誌」のように何の前触れもなく突如寄贈することが通達されれば、サークルにとってはまさに青天の霹靂とも言える事態です。
辛辣な物言いになってしまうかもしれませんが、いくらCOMIC1の主催がコミックマーケット共同代表である市川氏とはいえ、まだイベント自体の実績も浅く、サークルとイベント間の信頼もまだまだ構築段階です。さらに、明治大学という歴史ある大学に寄贈されるとはいえ、寄贈先はまだ影も形もなく、得体も知れない図書館(資料館)。そして詳細も何もかも不明のまま寄贈を決定。これでは「何も言わずに寄贈してくれ」と言われても困惑してしまうサークルのほうが多いでしょう。
まあ、サークルの側にも非が無いというわけではありません。「COMIC1はコミケと同じような目的で見本誌が集められる」「表現チェックに使われるぐらいだろう」という漠然とした《思い込み》が、今回の混乱を起こした一因とも言えるでしょう。多くのサークルが、これまでほとんど疑問を持たずに見本誌を寄贈してきたのですから。
コミケのほうは、前述のようにサークル側の準備会に対する信頼が長年の積み重ねで築かれていき、その上で見本誌回収が行われています。でも、コミケが今後、COMIC1と同様の"突然の行動"を取れば今回以上の反動が起きるでしょうし、このような行動を取るのは難しいと予想されます。*4現在の同人誌界は、この見本誌回収が始められた当時より多様化し、男性向け・女性向け・少年向け・少女向け・アニメ・マンガという大分類からさらに細分化されていて、同じ「同人誌・同人ソフトetc.」という表現の伝達手段を使用しながらも、それぞれのジャンルが今や独自の文化や雰囲気を持ち、突発的な行動を起こした場合には反応もそれぞれ違ったものになって多様な混乱を招く可能性で高いでしょう。
「COMIC1」のほうは新興でコミケに比べて規模も小さめということもあり、確かにフットワークが軽い面はあるかもしれません。でも、同人誌・同人ソフトetc.を持ち寄って参加しているのは、コミケと同じ「サークル参加者」。取るべき対応を間違えば、大なり小なり今回のような混乱が起こってしまうというわけです。
人間はデジタルな「0と1の選択肢」ではなく、アナログな「心」を持っています。寄贈するという報せを快く受ける人の中には様々な思いがあると思うし、快く思わない人の中にだって様々な思いがあります。でも突然「寄贈します」「サークル側からの意見もあるから選択制にします」というデジタル的な対応では、そのどちらかに振れるしかありません。しっかりと前提を作っておいた上で今回の寄贈に関する話を切り出せば、サークル側も一緒の立場に立って考えることが出来る「明確なスタートライン」を作ることが出来たのではないでしょうか。
【関連リンク・記事】
以下は図書館寄贈に関する個人的な雑感です。
当サイトでは延々と図書館の寄贈に関しての文句グダグダと書いていったのですが、その件に触れる前にほんのちょっとだけ話題を変えてみたいと思います。
以前にも書いたとおり、日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」(以下コミケ、正規表現時はコミケットを使用)では古くから全サークルの見本誌を毎回回収しチェック・保存しているわけですが、その中で米沢代表やコミケットカタログ、同プレスの発言などで「いつか同人誌図書館なんてのが出来たらいいね」というものがあり、また、コミケのサークル参加申込書に収録されている「コミケットマニュアル」には以下のように記述されています。
コミケットでは第一回目より見本誌を集めています。個人の営為としての表現、文化としての同人誌を後の時代のために残すという目的のためです。現状では、回、ジャンル、ブロックのおおざっぱな整理しかされていませんが、全て保管されています。同人誌図書館、資料館の設立に向けて、資料の保存に加えて整理を始めるべき時期に来ているのかもしれません。
――「コミケット69マニュアル」(2005年8月刊)より
コミケでの見本誌回収に関して、これまでほとんど反発の声を見受けることはありませんでした。*1では、これまでどうしてサークルにとって貴重とも言える一冊を、サークル側は見本誌として提出し続けてきたか。それは、コミケにおいて長く続いてきた慣例・義務であり、また長年築かれてきたサークルとコミケ準備会との「信頼」で成立してきたからと言えるでしょう。何より、見本誌を集めることの目的をサークル側に明確に示し、そして全て保存していると示してきたというのも大きいところです。*2*3
では、ここから本題。
サークル側に対しての「COMIC1」の見本誌の扱いについては「サークル参加申込案内」に、以下の一文が記述されているのみです。
>見本誌提出のお願い
>■COMIC1に参加するサークルの頒布物の内容を、COMIC1準備会が当日の朝に確認させていただきます。また、開会前に当日の新刊を見本誌として提出して下さい。
――COMIC1「サークル参加申込案内」より
好意的に考えればコミケと同様の形で見本誌というものを考えていたのだと思われますが、ここにはCOMIC1準備会が見本誌を回収する意図は書かれておらず、サークル側に対して「回収します」という事実のみが事務的に伝えられているだけ。この上で突如「COMIC1準備会日記:見本誌」のように何の前触れもなく突如寄贈することが通達されれば、サークルにとってはまさに青天の霹靂とも言える事態です。
辛辣な物言いになってしまうかもしれませんが、いくらCOMIC1の主催がコミックマーケット共同代表である市川氏とはいえ、まだイベント自体の実績も浅く、サークルとイベント間の信頼もまだまだ構築段階です。さらに、明治大学という歴史ある大学に寄贈されるとはいえ、寄贈先はまだ影も形もなく、得体も知れない図書館(資料館)。そして詳細も何もかも不明のまま寄贈を決定。これでは「何も言わずに寄贈してくれ」と言われても困惑してしまうサークルのほうが多いでしょう。
まあ、サークルの側にも非が無いというわけではありません。「COMIC1はコミケと同じような目的で見本誌が集められる」「表現チェックに使われるぐらいだろう」という漠然とした《思い込み》が、今回の混乱を起こした一因とも言えるでしょう。多くのサークルが、これまでほとんど疑問を持たずに見本誌を寄贈してきたのですから。
コミケのほうは、前述のようにサークル側の準備会に対する信頼が長年の積み重ねで築かれていき、その上で見本誌回収が行われています。でも、コミケが今後、COMIC1と同様の"突然の行動"を取れば今回以上の反動が起きるでしょうし、このような行動を取るのは難しいと予想されます。*4現在の同人誌界は、この見本誌回収が始められた当時より多様化し、男性向け・女性向け・少年向け・少女向け・アニメ・マンガという大分類からさらに細分化されていて、同じ「同人誌・同人ソフトetc.」という表現の伝達手段を使用しながらも、それぞれのジャンルが今や独自の文化や雰囲気を持ち、突発的な行動を起こした場合には反応もそれぞれ違ったものになって多様な混乱を招く可能性で高いでしょう。
「COMIC1」のほうは新興でコミケに比べて規模も小さめということもあり、確かにフットワークが軽い面はあるかもしれません。でも、同人誌・同人ソフトetc.を持ち寄って参加しているのは、コミケと同じ「サークル参加者」。取るべき対応を間違えば、大なり小なり今回のような混乱が起こってしまうというわけです。
人間はデジタルな「0と1の選択肢」ではなく、アナログな「心」を持っています。寄贈するという報せを快く受ける人の中には様々な思いがあると思うし、快く思わない人の中にだって様々な思いがあります。でも突然「寄贈します」「サークル側からの意見もあるから選択制にします」というデジタル的な対応では、そのどちらかに振れるしかありません。しっかりと前提を作っておいた上で今回の寄贈に関する話を切り出せば、サークル側も一緒の立場に立って考えることが出来る「明確なスタートライン」を作ることが出来たのではないでしょうか。
【関連リンク・記事】
以下は図書館寄贈に関する個人的な雑感です。
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【重要】同人誌即売会「COMIC1」で集積された見本誌が、参加者に事前の告知なく明治大学図書館へ寄贈へ?
rough note. ちょっと気になることが出てきたので、久々に書き込み。 今は亡き同人誌即売会「コミックレヴォリューション」の中心スタッフが設立した新鋭の同人誌即売会「COMIC1」が、公式blogにて以下のような声明を出しました。 COMIC1準備会日記: 見本誌>...
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霧は未だ晴れず、まだ遮り続ける――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. 昨日夜、COMIC1の代表・市川氏が「決意表明」ともとれるエントリをblogに上げた3時間後、以下のような記事がアップされました。 http://comic1.sblo.jp/article/14418270.html 「見本誌回収袋に×印をつければ...
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すれ違いの不幸――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. 当ページで取り上げた「COMIC1見本誌寄贈問題」ですが、イベントが終わり友人からの報告やmixiコミュニティでの報告によると、当日粛々と見本誌の回収が行われ、各サークル代表の判断によって見本誌寄贈の許可・不許可が選択されたようです。一部には市川代表に直...
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女性サークル参加者が見た今回の騒動――「COMIC1」見本誌寄贈問題
rough note. 今回の件について「COMIC1」にサークル参加して騒動の渦中にあった友人――2000年まで合同で活動をしていたサークルの元相方(女性)からメールを頂き、ここで要点を書いてもOKとのことだったので一意見として掲載致します。その友人は現在女性向けジャンル・男...
▼ 2008/04/28(月) すれ違いの不幸――「COMIC1」見本誌寄贈問題
当ページで取り上げた「COMIC1見本誌寄贈問題」ですが、イベントが終わり友人からの報告やmixiコミュニティでの報告によると、当日粛々と見本誌の回収が行われ、各サークル代表の判断によって見本誌寄贈の許可・不許可が選択されたようです。一部には市川代表に直々に今回の真意を聞いた方もおられるようですが、とりあえずCOMIC1非参加者である自分はその件に関しては横に置いておきます。*1
今回のイベント自体は終了したものの「寄贈」の面でまだ色々な問題を孕んでいそうだということで、ここまでの問題点などを改めて「裏事情を何も知らない一即売会サークル参加者」の視点で書き出すことにします。その後の文含め、前回と重複する部分がありますがご了承ください。
<表面化まで>
<問題点>
確かに今回の「見本誌寄贈」の件に関しては反対の声も見受けられます。でも、mixiのコミュニティなどを見るとただ反対という声だけではなく、他に戸惑いや疑問といった声も多く見受けられるのです。それは、今回の発表があまりにも曖昧であり急であって、同人誌図書館という構想自体は賛成であっても、この状況では理解できず、賛成できないという現れなのではないでしょうか。
そして、これは穿った見方と言われてしまうかもしれませんが「COMIC1」の代表であり「コミックマーケット」の共同代表でもある市川氏が発言したということがこれだけの影響を及ぼし、今回の混乱に拍車を掛けてしまった可能性もあると思われます。
これでもう少し内容が整えられ、ちゃんとした形式で発表され、イベント直前という差し迫った状況での発表でなければ、またサークル側からの反応も違ったでしょう。確かに話せないこと、書けないことというのがたくさんあってこのような主旨がすり替わった告知になってしまったのかもしれませんが、もう少しサークル側を信頼した形で告知して欲しかったというのが、弱小一サークルの人間としての正直な意見です。
今回の氏の反応を見る限り、真意などが語られるのはまだまだ先のことでしょう。寄贈計画も、粛々と進められていくはずです。それと、確かにサークル側には選択権が与えられました。しかし、事情や詳細を知らないサークルも多くあり、そういったサークルには疑念が残ってしまう恐れもあるでしょう。このまま進んでしまっては、信頼関係で成り立ってきたはずのイベントなどに影響を及ぼすこともありえるかもしれません。何らかの形で、サークル側へのフォローが必要なのではないでしょうか。
今回のことはまだ始まりであり、終わりではありません。今後どういった対応があるか、どういった発表があるかによって、状況も変わっていくと思います。もしかしたら、改善されることもあるかもしれません。今はただ、あらゆる面において負の方向に向かってしまわないことを祈るばかりです。
【関連リンク・記事】
(以上3つ、「@++ - あっとまーく・いんくりめんと -」より)
今回のイベント自体は終了したものの「寄贈」の面でまだ色々な問題を孕んでいそうだということで、ここまでの問題点などを改めて「裏事情を何も知らない一即売会サークル参加者」の視点で書き出すことにします。その後の文含め、前回と重複する部分がありますがご了承ください。
<表面化まで>
- 4.19、イベント8日前に突如寄贈を発表。*2
- COMIC1に参加する千、二千を数えるサークルの本が対象になる。
- 第1回分の見本誌の扱いに関しては言及されていない。*3
- 寄贈するのは公的機関ではなく、明治大学という私的機関。
- まだ「計画段階」の建造物に寄贈することが「決定」した。*4
- 秋葉原に以前存在した同人誌喫茶のような惨状にならないか。
- イベント関係者でない第三者が管理することへの不安。
- 成人向同人誌の管理(ゾーニング)などはどうするのか。
- 現状の明治大学図書館システムが適用された場合、誰もが自由に利用できるわけではない。
<問題点>
- 何故今回の行動に至ったのかが完全に不明瞭。
- サークル・一般参加者には直前まで秘匿されていて、現状もそのビジョンは微塵たりともサークル側に対して示されていない。
- WEB上でも曖昧な表現で、イベント当日にサークル側に向けたペーパーではそれ以上に曖昧な表現で告知していた。*5
- サークル側へのアンケートや聞き取り調査、話し合いなどをしていない。
- 見本誌の寄贈は、今まで他の主要イベントでは行われていない。*6
- 個人情報が含まれている作品が陳列・公開されることに対して抵抗感がある人もいる。
- もし本当に何かあったのだとしても、COMIC1準備会側で掲載された4つの記事だけでは「お察し下さい」というニュアンスだけでこちら側にはおぼろげにしか伝わってこないし、納得できないサークルも存在するはず。
- 各ジャンル・傾向により抵抗感の度合いが違う。
- (COMIC1サークル参加の友人より)この問題は結構大事なことだと思うのだけど、館内放送での説明などが無かったような気がする(但し封筒とサークルNo.のプレート用紙の上に「寄贈が嫌な場合は×を大きく書いて」という紙は貼ってあった)。
- 何故イベント直前の発表になったのか?
- 何故公立・国立の図書館などではなく、明治大学に寄贈するのか?
- 何故各サークルへの問題提起やお願いなどではなく、決定事項として発表したのか?
- 何故サークル側に対して一時有無を言わせない形になってしまっていたのか?
- 何故スペース当選通知への同封やメールという形ではなく、ブログ上という誰もが見ているわけではない場で発表したのか?
- 何故収蔵スペースの問題から同人文化の問題にシフトしていったのか?
- (COMIC1サークル参加の友人より)第1回分の見本誌はどういう扱いになるのか?
- 各同人誌に記載された個人情報への対応はどうなるのか?
- 【寄贈】という行動がサークル側、ひいてはCOMIC1側が言う同人界にどういったメリットをもたらし、そしてどういったデメリットが発生するのか?
確かに今回の「見本誌寄贈」の件に関しては反対の声も見受けられます。でも、mixiのコミュニティなどを見るとただ反対という声だけではなく、他に戸惑いや疑問といった声も多く見受けられるのです。それは、今回の発表があまりにも曖昧であり急であって、同人誌図書館という構想自体は賛成であっても、この状況では理解できず、賛成できないという現れなのではないでしょうか。
そして、これは穿った見方と言われてしまうかもしれませんが「COMIC1」の代表であり「コミックマーケット」の共同代表でもある市川氏が発言したということがこれだけの影響を及ぼし、今回の混乱に拍車を掛けてしまった可能性もあると思われます。
これでもう少し内容が整えられ、ちゃんとした形式で発表され、イベント直前という差し迫った状況での発表でなければ、またサークル側からの反応も違ったでしょう。確かに話せないこと、書けないことというのがたくさんあってこのような主旨がすり替わった告知になってしまったのかもしれませんが、もう少しサークル側を信頼した形で告知して欲しかったというのが、弱小一サークルの人間としての正直な意見です。
今回の氏の反応を見る限り、真意などが語られるのはまだまだ先のことでしょう。寄贈計画も、粛々と進められていくはずです。それと、確かにサークル側には選択権が与えられました。しかし、事情や詳細を知らないサークルも多くあり、そういったサークルには疑念が残ってしまう恐れもあるでしょう。このまま進んでしまっては、信頼関係で成り立ってきたはずのイベントなどに影響を及ぼすこともありえるかもしれません。何らかの形で、サークル側へのフォローが必要なのではないでしょうか。
今回のことはまだ始まりであり、終わりではありません。今後どういった対応があるか、どういった発表があるかによって、状況も変わっていくと思います。もしかしたら、改善されることもあるかもしれません。今はただ、あらゆる面において負の方向に向かってしまわないことを祈るばかりです。
【関連リンク・記事】
(以上3つ、「@++ - あっとまーく・いんくりめんと -」より)
*1 : んじゃ何故書くんだという人もいると思いますが、これは「COMIC1」だけでなく「コミックマーケット」などの他即売会にも波及しうる問題だと思ったからです。
*2 : 第1回、及び第2回申込・当選時まで本件に関する発表は一切無かった。
*3 : 今回サークル側に提示されたのは、あくまでも「第2回参加サークル分の見本誌寄贈選択権」
*4 : 東京都杉並区にある和泉キャンバスで改築される図書館に所蔵する模様?
*5 : 当日配布されたペーパーには、大学名が省かれた形で寄贈されるということと、寄贈の許可・不許可の方法のみが書かれていた。
*6 : 通常はコミケなどはイベンター側が厳重に管理している。また創作系即売会「コミティア」は見本誌読書会などを開催しつつ、事務所で管理している。
▼ 2008/04/26(土) 霧は未だ晴れず、まだ遮り続ける――「COMIC1」見本誌寄贈問題
昨日夜、COMIC1の代表・市川氏が「決意表明」ともとれるエントリをblogに上げた3時間後、以下のような記事がアップされました。
http://comic1.sblo.jp/article/14418270.html
こうしてblogの文を見てみると「落ち着いて、こっちにもわかるように話してくれ」としか言いようがないほど市川氏が追いつめられているような印象が見受けられます。確かに同人誌が取り巻く状況というのは、児童ポルノ法案や著作権の面などで穏やかならない状態になってはいますが、それ以上に市川氏の視界が不明瞭になっているような文面が、ここ最近続いているとしか思えません。
市川氏の「決意文」を見ると「大学に見本誌を寄贈することで同人誌界が守れる」という考えがあるようですが、氏の中にそのビジョンがあったとしても、サークル側に対してそのビジョンの一端も示していないのでは混乱するだけです。「敵に手の内を見せたくない」のはわかります。でも、同じ仲間であるサークル側にまでそれを秘匿した上で、突然「見本誌を寄贈します」と言われては反発されてしまっても致し方ありません。
今回は、一応の決着がつきはしました。ただ「寄贈しない」のではなく「寄贈に関して選択権が与えられた」に過ぎないので、今後がどう転ぶかによっては二転三転もありうるかと。明日参加したら初めて知ったということで、疑問に思う人もいるかと思います。それに、明治大学図書館側はこのことを認知していませんし、何故明大だったのかなどの説明もされていません。これで終わったのではなく、まだ続いていく問題ということで注視していく必要が十二分にありそうです。
まあ、何にせよまだまだ動きはありそうです。
明日COMIC1に参加する方は、お気をつけて楽しんできてください。
<関連記事>
(以上、「@++ - あっとまーく・いんくりめんと -」より)
http://comic1.sblo.jp/article/14418270.html
- 「見本誌回収袋に×印をつければ寄贈はしない」
- 「一生事務所、もしくは代表宅で保管する」
こうしてblogの文を見てみると「落ち着いて、こっちにもわかるように話してくれ」としか言いようがないほど市川氏が追いつめられているような印象が見受けられます。確かに同人誌が取り巻く状況というのは、児童ポルノ法案や著作権の面などで穏やかならない状態になってはいますが、それ以上に市川氏の視界が不明瞭になっているような文面が、ここ最近続いているとしか思えません。
市川氏の「決意文」を見ると「大学に見本誌を寄贈することで同人誌界が守れる」という考えがあるようですが、氏の中にそのビジョンがあったとしても、サークル側に対してそのビジョンの一端も示していないのでは混乱するだけです。「敵に手の内を見せたくない」のはわかります。でも、同じ仲間であるサークル側にまでそれを秘匿した上で、突然「見本誌を寄贈します」と言われては反発されてしまっても致し方ありません。
今回は、一応の決着がつきはしました。ただ「寄贈しない」のではなく「寄贈に関して選択権が与えられた」に過ぎないので、今後がどう転ぶかによっては二転三転もありうるかと。明日参加したら初めて知ったということで、疑問に思う人もいるかと思います。それに、明治大学図書館側はこのことを認知していませんし、何故明大だったのかなどの説明もされていません。これで終わったのではなく、まだ続いていく問題ということで注視していく必要が十二分にありそうです。
まあ、何にせよまだまだ動きはありそうです。
明日COMIC1に参加する方は、お気をつけて楽しんできてください。
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(以上、「@++ - あっとまーく・いんくりめんと -」より)
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