ゲームはまだまだ終わらない!
- 「東京ゲームショウ2001・秋」レポート -『最近のゲーム、おもんない(面白くない)なぁ』と言いながら、SFCや初期PSのゲームなどをちまちまとプレイしていたある日のこと……某所での知り合いから、ゲームショウへのお誘いがかかりました。
ちょうど仕事も終わってヒマだしと、快諾した2日後。学校の先輩であるLeitzさんと一緒にゲームショウに行くことが決まりました。
10月12日の企業招待日。朝8時15分に家を出て、JR武蔵野線南越谷駅から最近新しく増発した海浜幕張行の電車に乗って、一路幕張メッセへ。意外にも電車はそんなに混んでなくて、ぐーすか眠って終点の海浜幕張駅で下車。そこでLeitzさんと、今回お誘いを頂いたTOMさんに連絡を入れて、メッセ内で合流。いろいろと手続きを踏んでから関係者証をもらって、待機列に……うーん、ここもそんなに並んでなかったので「低調かな?」と思いつつ待っていたのですが、だんだん後ろに人の列が……甘い考えでしたね、ええ。
某企画のネタを2人に見てもらったり、いろいろなことをだべっているうちにいよいよ開場。ホール内に入ってから2人と別れて、一路サクセスのブースへ。
結構しっかりした構えのブースで、Superlite1500の展示や新作「サイバリア」のデモプレイなど、楽しめるところも様々。そしてなんといっても、「愛神餐館」の日本語版である「ビストロきゅーぴっと」のデモプレイが一番目を引いてました。
まずはプレイする前に、じっくりとオープニングデモを鑑賞。PC版に収録されていたMPEG動画とは違い、かなり上質のエンコードがされていて、画面が鮮明に出ていたのがいい印象でした。そして主題歌の「天使のレシピ」との相性ですが、これがまたなかなかいい感じで……見終わったあと、思わず「おー」とため息をついてしまったぐらいでした。ちゃんとOPには香港での開発元であるFiredogの独特のロゴも入っていて、香港産っていうことをアピールしていたのも好印象。
そして、改めてテストプレイを開始。処理がちょっと遅いかなというところもありましたが、まだまだ調整前で発売時にはそんなにストレスがないようにするということで一安心。ちゃんとシナリオとかが日本語用にローカライズされているのと、わかりやすいユーザーインターフェイスが用意されているだけあって、お手軽にプレイすることができました。
まずは経営パート。ちゃんと50人近くのちびキャラが同時に動いていたのにはびっくりしましたが、実際に遊んでみるとこれまた快適で2度びっくり。狩猟パートはエフェクトが加えられてたり、バランスが修正されてたりとこれまた快適。料理創造パートもある程度プレイできるようになっていて、本当にいろいろな種類の料理がリストアップされていて、しかも日本語でわかりやすくなってました。
まだまだデートイベントはプレイできなかったんですけど、その代わり外出イベントが結構充実してました。中国語を辞書で調べて読んでいたのに比べ、やはり直感的にわかりやすき「ああ、こういうことを言ってたんだぁ」と、素直に感動してみたり。あとは懸案だったボイスですが、これまた高音質でちゃんとキャラに合っているキャスティングだったと思います。特にメリッサ役の茂呂田かおるさん(関西弁が似合っててGood)、サン役の川上とも子さん(「世の中金よね〜♪」は、何故かミトを思い出してしまったり)、ラム役の水谷優子さん(たい焼きくわえてる姿が容易に想像できます)、サフラン役の小林由美子さん(もう何も言うことないです。彼女しかないです)は、ベストキャスティングだったと思います。
一通りプレイして思ったのは「これは行ける!」という手応えと、スタッフの方々の熱意が十分に感じられたというところでしょうか。実際「ああ、この続きもやってみたいな」と思えるようなクオリティでしたし、この先も日本・香港の合作ゲームが出るといいなという期待感を持たせてくれましたから。
プレイ後は、サクセスのスタッフさんたちにご挨拶。HPでのやりとりのことを詫びた後、感想を言ったり裏話を聞いたり……かれこれ、30分近くは話していたでしょうか。その話の端々から、スタッフさんがこのゲームを好きなんだな、ということを知ることができました。
その後、同じく「愛神餐館」の紹介ページを運営している乗川さん、そしてゲームラボでお世話になっている三才ブックスの今村さん。そして「誰も知らないPCゲームの世界」のpusaiさんと何故か偶然合流。3人でわいわいプレイしながら、「うん、これは行ける!」ということで合意。今度はこの3人を交えてスタッフさんと会話してたのですが、現段階で発表できる事項としては、以下のようなものがありました。
・恋愛パートは原作からさらに強化。
・描き下ろしも多数追加。
・OPデモは再エンコードし直しの上高画質化。
・「電撃G'sマガジン」12月号に14Pの記事を掲載(10/30、規制解除により追加)
他にもいろいろあったんですけど、まだまだオフレコということで伏せさせていただきます。
そうこうしているうちにブースが混雑してきたので、一旦皆さんとお別れして他のゲームブースをまわってみることにしました。以下はその印象を。
●セガ
新作のサッカーゲームはなかなか面白いんじゃないかと。浦和レッズvsブラジル代表なんつー無謀プレイをしてみましたけど、実況がついてるとドキドキ感が増えてなかなか面白いです。「PSO on GC」は、4人同時プレイがなかなかスリリングで面白かったです。動きも良かったですしね。あと「サクラ対戦4」なのですが……神崎すみれ役の富沢美智恵さんが本作限りで作品から引退なさるということで、その花道を飾る作品にするそうです。ゲーム画面もちょこっとだけ見れました。
●エニックス
「ドラゴンクエスト4」PS版は、良くも悪くも「今風」。3Dになってがらっと印象が変わりましたね。BGMが交響組曲Ver.になってたり、街が立体的になってたりと、FC版をフルリニューアルしたような感じでした。「スターオーシャン3rd.Story」は、ポリゴンの動きがなかなか面白かったですね。まだプレイできる範囲は少なかったんですけど、それでも買ってプレイしてみたいという興味が湧いてきました。
●スクウェア
プロレスファンとしては「オールスタープロレスリング2」がやっぱり外せないでしょう。プロレス界の2大スターである、三沢光晴(プロレスリングNOAH所属)vs武藤敬司(新日本プロレス所属)の夢の対決が実写のVTRで見られたり、夢の対決と言われた新日本vsNOAHがリアルに再現されてたり……本当に良かったです。個人的には、秋山準(プロレスリングNOAH所属)がレフェリーにリストクラッチエクスプロイダー(抱え上げて頭から落とす危険技)をかけてKOした場面がインパクト大でした。
また、ワンダースワン専用の「SaGa」「ロマンシング・サ・ガ」の試遊コーナーもあったのでプレイしてみたのですが、やはりバックライト液晶でないのが見づらかったです。でも、それなりにプレイできてなんか意外でした。GB版、SFC版の面白さが手軽に味わえる作品です。
●ソニー
ブースに入ってまず目についたのは「ブラボーミュージック」のデモプレイ。なんとCMに出てきた作曲者たちが実際にプレイしている(もちろん外人さんがヅラ被ってただけ)のが、なんたか笑えました。そしてこのゲームも実際にプレイ。ボロディン作曲の歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」を選択してみたんですけど……いや、めちゃくちゃ難しかったです。実際にこの曲の指揮はしたことがあるんですけど、かなりリアルにボタンの押し具合が判定されているのに本当にびっくり。ソロがある楽器に向かって方向キーを押して指示したりというのも、ニヤリとさせてくれます。
(2001.10/30追記)
どうやらこの時にプレイしたバージョンは「エクストラディスク」らしく、本編には入ってませんでした。「だったん人」のために買おうと思いますが。
また「どこでもいっしょ」シリーズの最新作「トロの休日」にも注目。初代「どこでもいっしょ」と同じ、言葉遊びを基調としたゲームなのですが、トロといっしょにご飯を食べに行ったり(うどんをすすってるのがなんかリアル)、お散歩したり、トロの他にもいるポケピと会話できたりと内容は盛りだくさん。PS2がプラットホームになったということで、かなり自由度も増したようですね。
また、ゲームショウとほぼ同時に発売された「PS専用液晶モニター」もなかなかの質。さすがは世界のソニーといったところでしょうか。DQ4をプレイしてみたのですが、文字もくっきりしてますし、これで14000円ならズバリ買いでしょう。写真を撮るときに、私服姿のコンパニオンさんがおちゃめなポーズを取ってたのが印象的でした。
●角川書店
「暴れん坊プリンセス」がなんといってもイチ押し! アニメチックなRPGで「水戸黄門風味なファンタジー」という一風変わった設定なんですけど、これは文句なしで面白いかと思います。2Dから3Dに展開したポリゴンキャラのコミカルさと、多彩なストーリーがいい感じ。開発が「ガンパレードマーチ」で一躍有名になったアルファシステムというだけあって、システムもかなり変わった面白いゲームになってます。帰り際に、近所のトイザらスで予約しちゃったぐらいです。
●ゲーム総合支援センター
セガのブースの真後ろに、なんか植木鉢が……と思ったら、なんと「Tomak」の韓国版CMで使われた、あのエビアンの着ぐるみがぴょこぴょこと動いてました。なんだと思ったら「ゲーム総合支援センター」で韓国ゲームの紹介をしていたんですね。pusaiさんはここでスタッフをやっていて、「エビアン、ご挨拶」「エビアン、ジャンプ」とか、いろいろとやってて面白かったです。また、韓国で現在αテストが行われている「ラグナロク」というネットゲームが体験できたり、他のネットゲームも体験できたりと、なかなか面白い体験をさせてもらいました。やっぱり、アジアは侮れません。
一通りまわったあと、再びサクセスのブースに。2時の声優トークショウをとりあえず見ておこうということになったのですが、これが開演前から大盛況で……結構注目度が高かったんだなと、なんか嬉しくなってしまいました。
そして、2時ちょうどに開演。まずはサクセスの社長さんからのあいさつだったんですけど、ここで高らかに「日中合作」を宣言。さらにFiredog社の社長であるガブリエル・ハン氏も登場し、移植の経緯なども発表されました。その後、声優の森訓久さん司会でスタッフさんとゲーム進行やキャラの説明。それから声優トークショウへと移行し、小林由美子さん、野川さくらさんの順でトークショウが展開されました。
それからプレゼント大会になったとき、後ろのほうに先程見かけた姿が……なんと、ウチのちょうど後ろにガブリエル氏が立っていたのです。慌てて挨拶したせいか、おぼつかない英語になってしまい……人間、緊張すると慣れないことはできないものなんですね。でも、これからも応援するという意志は伝えられたし、また日本発売に対しての意気込みも聞けたので大変満足してます。さらに、原画のAKIさんにも会えました。ガブリエル氏もAKIさんも大変若くて、とても活発な印象を受けました。この後もきっかけがあれば、日中合作ソフトを出していきたいという言葉も聞けたのでとっても嬉しかったです。
その後、またスタッフさんと少しお話してから、帰路につきました。
今回は本当にいい体験をすることができました。この手で「ビストロきゅーぴっと」のテストプレイもできたし、日中のスタッフさんともお話ができましたし、面白そうなゲームにふれることもできたし……久々に、いろいろなドキドキとワクワクが体験できたと思います。
今回ご協力いただいたサクセスの福田さん、中野さん、本間さん。Firedogのガブリエル・ハンさん、AKIさん。三才ブックスの今村さん、そしてLeitzさん、pusaiさん、乗川さん。また、ゲームショウに誘っていただいたTOMさん、本当にありがとうございました。