Free way Radio
- 音の世界 -



「ラジオは既に古いメディア」――今、一部のメディアの間でこのような言葉が囁かれています。映像もなく、そして聴覚にのみ頼るジャンル。廃止論も中にはあるようですが、そんなもの必要ないです。
 ラジオっていうのは映像がない分想像力が働く世界ですし、しゃべっている人との距離感がなんとなく近く感じられて親しめるんですよね。小学生のころ、アニメがラジオになって友人と一緒に聴き始めたのが、今やいろいろなラジオを聴くようになって……やっぱり、ラジオって魅力のあるメディアだと思います。
 ここでは、今まで聴いてきた面白かったラジオ番組の数々を紹介していきます。アニラジから深夜ラジオまで、様々な番組を揃えてみましたので、どうぞご覧下さい。


(91年)
・ラジメーション「魔神英雄伝ワタル3」
 (文化放送・田中真弓&伊倉一寿)
 友人から「今、ワタル3ってやってんだねー」と聞いて、生まれて初めて聴いたラジオ。「アニメじゃないんじゃつまんないよなー」とか言いながらダイヤルを回した記憶があるのですが……いやいや、とっても楽しいラジオでした。ドラマもさることながら、田中さんと伊倉さんのトークが軽妙で、当時小学生だった自分にもとってもわかりやすかったです。コーナーまで覚えてないのが残念です(^^;

・アニメスクランブル
 (文化放送・長谷川のび太&日高のり子)
 今現在も放送してますが、この当時は朝の10時半からという異常に早い放送時間でした。目覚ましがわりに何度も聴いていたり……そういえば、タカマルとかのラジオドラマもやってましたね。今年で10年目、長寿番組の一つでしょうね。

(92年)
・サスケの夜はこんびんば!
 (文化放送・サスケ(現・坂本 洋))
 今まで聴いた夜のワイドラジオの中で、一番面白かったラジオ。サスケさんのトークがとっても親しく、そして楽しくて、次の日部活の朝練があるっていうのに0時までずーっと聴いてました。中でも「伊集院岸谷サスケ」(当時の裏番パーソナリティが伊集院光と岸谷五朗)という「良い子悪い子普通の子」みたいなコーナーや、「技術の高木」という変なSEを作るコーナー、田中真弓さんと伊倉一寿さんがやっていたミニ番組「アニメドッカン!」とか、楽しいコーナーが多かったです。
 一番インパクトがあったのは、やっぱり伊倉さんとサスケさんのウソ婚約と、田中さん伊倉さんの番組乗っ取り、それとやっぱり、突然の放送終了宣言ですねー……ハガキも凄く多かったし、これからも続くと思ったんで、当時は凄いショックでした。ラストの「僕(サスケ)は本当に幸せです。君たちに会えたことが」という言葉が、とっても心に残ってます。

・田中真弓・伊倉一寿のふけてコンバンニャ!
 (文化放送・田中真弓&伊倉一寿)
 月−金に続いて日曜も出てきたこのお二人。前期はドラマを放送せず、二人のフリートークとコーナーというのが定番。その中でも面白かったのは「学校訪問」で、いろんな学校の演劇部に指導に行ったり、遊んだりとなかなか親しみのある番組。後期は「虎王物語」「虎王伝説」のラジオドラマでフリートークがほとんど無くなってしまったのが残念。ゲストに渡辺正行氏など、アニメ界には関係ない人たちが多かったのも特徴。アニメ関係の番組というより、中高生向けのトーク番組って感じでした。

・熱血電波倶楽部
 (ラジオ関西(現・AM KOBE)・フリーパーソナリティ)
 はじめての遠距離受信番組で、よくベランダに出て聴いていました。ラジオドラマを連続して流す番組だったんですけど、「万能文化猫娘」「ラムネ&40」「影技 - SHADOW SKILL -」など、スターチャイルド系のものが多かったですね。
 たまに空きがあるときは、矢尾一樹さんや草尾 毅さんがフリートークをしたりして面白かったです。ただ、冬の夜はさすがに厳しかったですけど……毛布とコートを着用するほどに(^^;

・青春ラジメニア
 (ラジオ関西(現・AM KOBE)・南かおり&岩崎和夫)
 深夜番組としては、深バカとともに最強の部類に入るかも……なんといっても、そのハガキの競争率の凄さ、そしてその歴史! リクエスト曲も、1回かけたら半年はお蔵入り。このスタイルを19年間続けてるっていうんですから……でも、岩ちゃんのひねくれ具合やかおりんのボケっぷりは聴く価値大です。特にギャルゲーの曲をバッサバッサと切り捨てる岩ちゃんが、ある意味ステキ(笑)。

(93年)
・斎藤一美のとんかつワイド
 (文化放送・斎藤一美)
「サスケの夜こん」の思い出があまりにも強すぎて、この番組を受け入れるには相当の時間がかかってしまいました。でも、局アナとしては異常なほど「自虐的」で頼もしい兄貴って感じな人で、だんだんと聴き入ってしまいました(頭頂部だけ毛を残して固めた『ずみちゃんカット』は有名^^;)。マーフィーの法則みたいなコーナーとか、『勝ち抜けクイズ』(負け残り5週で丸刈りにされた)とか、かなり当時の流行に乗っかっていた番組かも。
 最終的には4年間放送という長寿番組にまで成長しましたが、やはりラストは感慨深いものがありました。今現在も、斎藤さんは局アナとして活躍中です。

・嘉門・彩子の爆裂スーパーファンタジー
 (TOKYO FM・嘉門達夫&鈴木彩子)
 聴き始めたのはこの年の秋。その前から「替え歌シリーズ」で嘉門さんのことは好きだったんですけど、ふとラジオの番組欄を見ているとその名前が。試しに聴いてみると、これが大ヒット。「あわんあわん」(ミスマッチなものをネタに)とか、「おじいちゃんのコーナー」(遺言ギャグ)、「ダァホ!」(聞き間違いギャグ)とか、かなーり濃いコーナーが多かったです。ウチも投稿してたんですけど、ことごとく玉砕……ハガキ職人への道も、かなーり険しかったです(^^;
 そういったギャグのコーナーも楽しかったんですけど、相方として出演していた鈴木彩子さん(現・事実上引退)のツッコミ、そして真剣な気持ちで読み上げた詩、まっすぐな歌が良くて……本当に魅力的なラジオでした。途中で彩子さんがパーソナリティを交代してしまってからあまり聴かなくなってしまいましたが、またぽつぽつと聴き始めて……と思ったら、今度はキー局なはずのTOKYO-FMがネット終了(^^; 結局、土曜昼2時という時間からFMぐんまで聴くはめに。つ、辛かったです……(^^;

・ラジメーション「ここはグリーンウッド」
 (文化放送・岩田光央&関 俊彦)
 ワタルの後番として始まった番組。そして、少女漫画にハマるきっかけになった番組その1(笑)。最初はなんとなーく聴いていたんですけど、これまた面白いラジオで……ラジオドラマもよかったんですけど、二人がリスナーの悩みを真剣に考えたり、あとは笑って元気出そうぜって励ましたり、思いっきり明るい番組でしたね。サスケこと坂本洋さんも主題歌を歌ってる関係でゲストに来たり、果てにはドラマのキャラが電波ジャックしたり……いや、なんでもありな番組でした。はい(笑)。

・ラジメーション「ぼくの地球を守って」
 (文化放送・白鳥由里&速水 奨)
 少女漫画にハマるきっかけになった番組その2。前出の「グリーンウッド」とは違い、しっとりと落ち着いた番組で、前世占いとか心理テストが主なコーナーでした。聴いたまま寝てしまったことも多数(^^; ラジオドラマはOVA化されたストーリーのプロローグで、主人公たちの前世が描かれてました。今となっては貴重な番組かもしれません。

・ツインビーPARADISE
 (文化放送・国府田マリ子)
 これに関しては、言うことないです。とにかくハジけて楽しませてもらいました(笑)。

(94年)
・電撃うさぎアワー・極道くん漫遊記外伝「生き血をすする聖女たち」
 (文化放送・石田 彰&三石琴乃)
 これ、真夜中に聴くラジオじゃなかったです(笑)。とにかく笑わせられるし、この前にやってた「クリスタニア」での石田さんの真面目なイメージもぶっ壊されるし、もう大変。果てにはホモ疑惑まで出されて……三石さん、結局石田さんいぢめてばっかりだったような。ラジオドラマは小説「聖マリア修道院の怪談」の後日談で、なかなか聞き応えがありました。とにかく、石田さんいぢめられまくり(^^;

・久川 綾のSHINY NIGHT
 (文化放送・久川 綾)
 最初は清純派だったのに、久川さん……リスナーにいじられて、だんだんと悪ノリもすごくなって……しくしく。って、ウチもそれを笑って聴いていましたが(笑)。リスナーと久川さんの距離が結構近いと感じられた番組で、いろいろなコーナーで楽しむことができました。ラジオドラマは、サイバーフォーミュラやら黄龍の耳やらでたとこプリンセスやら、ほんとにいろいろやってましたね。

(95年)
・東京ベイラインリクエスト7300
 (BAY-FM・日替わりパーソナリティ)
 BAY-FM看板の夕方ワイド電リク番組。最初はバズーカ山寺こと山寺宏一さんが出ていたときだけ聴いていたんですけど、今は他の曜日もよく聴いています。自分自身リクエストをすることも多くて何度か採用されたことはありました。でも、今は採用率が低くて(^^; きゃんひとみさんが出てくる月曜日や、山寺さんが出てくる水曜、斎藤りささん担当の木曜が特に好きです。

・Virtual Adventure
 (NACK 5・石田 彰&三重野 瞳)
 NACK5の日曜夜にやっていた、アニラジとしては異例の2時間番組。高校行くときに、120分テープに入れてよく聴いていました。石田さんの普通のトークが面白かったんですけど、「極道くん2」ではやっぱり三石さん・中村うさぎさんにいぢめられてたり(^^; 不幸な星のもとに生まれた人なんでしょうか、石田さんは……
 AM局の夜ワイドの番組内コーナーのように、ラジオ大阪で放送されてる数番組がこの中で放送されていました(「極道くん漫遊記外伝2」「Marriage - 結婚 -」「平成タイムボカン」etc.)。今は番組規模も1時間となっていますが、アニラジというより普通のトーク番組になっているようですね。

・TARAKO・FALCOMぴ〜ひゃらら
 (TBSラジオ・TARAKO)
 日本ファルコムファンなウチが大好きだった番組。終了するのが惜しかったんですけどねー……TARAKOさんのボケボケトークがとっても好きでした。「白き魔女 - わかたれた湖 -」や「風の伝説ザナドゥ」のラジオドラマも放送していたのですが、そのキャストもいい人選。さらにはTARAKOさん自身もラジオドラマでキャストとして出演していたりも。これまたフレンドリーな番組でした。

(96年)
・電撃大賞
 (文化放送・石川秀郎&永島由子)
 シモネタvs清純派の抗争が凄かった番組(笑)。大阪弁オンリーのコーナーっていうのもありましたね〜……あとは、友野 詳さんが出てたり。ラジオドラマもよかったんですけど、石川さんと永島さんの抗争はとにかくインパクトがありました(笑)。

・YAOちゃんのラジコミ王国
 (TOKYO-FM・矢尾一樹)
 確か、嘉門さんのラジオのつながりで聴き始めたような記憶が……深夜ラジオ、しかも矢尾さんにしては(笑)珍しく、あんまりシモネタもないラジオ番組でした。女性アシスタントがいたから、大暴れできなかったのかな??(笑)。ラジオドラマも「HAUNTEDじゃんくしょん」(キャストがアニメ版と違う)、「浦安鉄筋家族」など、他の番組とは一線を画していた感じでした。まさか、ここのスポンサーと後々……いや、なんでもないです(笑)。

(97年)
・メルティランサー・緒方恵美の銀河にほえろ!
 (文化放送・緒方恵美)
「アニキ!」……その一言でしか語れない(笑)。
 この番組の元リスナーがネット界で今でも多いのが、嬉しいやらなんとやら(笑)。

・同級生〜恋愛専科
 (文化放送・ショッカーO野&こおろぎさとみ)
 ラジオドラマもありましたが、どちらかというとこの二人のトークを聴きたくてチューニングしていた気がします。ほのぼのとしてて、寝る前には最適なラジオ番組でした。「心からありがとう」のコーナーは、いつもほのぼのとしながら聴いてましたね。

・ドラゴンアワー
 (TBSラジオ・古谷徹&柳瀬なつみ)
 これも同級生と同様に、ドラマよりもトークが好きだった番組。トークというより、この番組全体がラジオドラマみたいな感じで、古谷さんと柳瀬さんが同棲している恋人どうしっていう設定だったんですよ。で、この日の仕事(=ドラゴンマガジンの宣伝とか作品紹介)を柳瀬さんに話したり、あとは生活をかいま見せてくれたり、バレンタインとかの時節柄のイベントをからめて、二人の世界に入ったり……あっ、あかほりさとるさんから電話がかかってきて、それからラジオドラマに突入ってこともありましたね(笑)。
 最終回1回前で海外に旅立つという話があったんですけど、最後にドアを閉めて番組終了っていう演出には感服させられました。これもラジオっていうメディアならではだと思うんですけど、本当にいい番組でした。

(98年)
・ラジオ・マリーのアトリエ - みんなでた〜る☆ -
 (TBSラジオ・池澤春菜&ドン・マッコウ)
 アニラジ史上最凶最悪にして最高の番組。いや、トークはほとんど普通だったんですよ。でも「今週の調合」っていうコーナーが本当にもう楽しくて楽しくて、そして最悪で(笑)。リスナーから食材を書いたハガキを募集して、それを池澤さんがシャッフルして引いて……それがもう凄いことになってましたから。
 一番よかったのが「雪見だいふく+ココア+レモンティー」っていう組み合わせの「スコッティー」で、最悪だったのが「胃液」(トマトジュース+チョコ)、「ゲロッパ」(おかゆ+フルーツinゼリー+カラムーチョ)、「バイオハザードおぇ」(あずきアイス+ヤクルト+昆布おにぎり+夕張メロンジュース)、「バイオハザードファイナル - TBS壊滅 -」(あんパン+コンビーフ+十六茶+餃子)などなど……ムービックの社員が被害に遭ったり、TBSの専務が「賃上げ要求」とか言って飲まされたり、これはもうすさまじい番組でした(^^;

(99年)
・マリブ・マジカルパッセージ
 (BAY-FM・渕崎ゆり子)
 声優・渕崎ゆり子さんのラジオですが、アニラジではなく普通の昼ワイド番組です。確か渕崎さん、B'zの稲葉さんが来たときは舞い上がってたような……って、別番かな??(^^; でも、なかなか聴きやすくて面白い番組です。今のお昼のお供ですね。

・NACK ON TOWN
 (NACK 5・土屋滋生&柳井麻希)
 これも普通の昼ワイド。渕崎さん担当以外のときはこっちのラジオを聴いてます。埼玉のタウン情報とか身近な番組、そしてライブとか、様々なコーナーをやってます。土屋さんのトークが結構いい感じ。

(2000年)
・伊集院光 深夜のバカ力
 (TBSラジオ・伊集院光)
 一部のラジオファンの間では伝説と言われている番組。今はちょっとパワーダウン気味かな?(^^; 「早押しクイズQQQのQ」やら「だめにんげんだもの」「裏・伊東家の食卓」は今でもインパクトの強いコーナーです。ここでは書ききれないんでイジューインネット(http://www.ijuin.net)を見てみてください。
 とにかく、このラジオは聴いてみる価値があります。ネット時間のお供には最適です(笑)。

(長寿番組)
・青春アドベンチャー
 (NHK-FM・ラジオドラマ番組)
 月〜金の帯で、もう16年も続いているラジオドラマのみの番組。「天使のリール」「おいしいコーヒーの入れ方」のようなライトなものから、「封神演義」のようなヘビーな作品、さらには「バイオレンスジャック」「夏の魔術」のようなSFまで、様々な番組を放送しています。
 個人的なおすすめは「これは王国のかぎ」。このラジオドラマを聴いて、思わず原作本を買ってしまったほど。主人公の女子中学生が、ひょんなことからアラビアンナイトの魔人になってしまうという物語なんですけど、その内容もキャストも本当に充実してました。
 たまーにハズレもあるのですけど、やっぱり当たりのほうが多いです。全国地域で聴けるラジオドラマなので、この番組は本当におすすめです。



 トーク番組やラジオドラマ、そして夜のワイド番組や深夜ラジオ……いろいろなラジオ番組を紹介してきましたが、そのほとんどが「ラジオならでは」の番組だと思います。テレビでは表現しきれない「音の世界」は、これからもずっと成長するのではないでしょうか。インターネットラジオなども増えてきていることですし、これから先も楽しいエンターテイメントとして、そして速報性のあるメディアとして、ラジオには頑張ってほしいものです。

(初出 2000.11.18)


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