同人ソフト温故知新 Vol.4
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本文中の人物名は敬称を一部略させて頂きます
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No.9 「マーブルマジック」
機種 X68000
頒布時期 '94.12/30
制作サークル RATS SOFT
![]() 1-1面より。様々な種類の敵が。 主人公の属性によってHPも変わります。 |
![]() 敵を全部倒すとドアが開きます。 ちなみに道は一定ではないです。 |
![]() 1-1面ボス。まだまだ序の口。 HPをしっかり温存しておきましょう。 |
![]() 1-2面ボス。とにかく堅い! まわりにいるザコがまた邪魔で…… |
今回はアクションゲームを2つ紹介していこうかなーと思います。まず最初は、RATS SOFTさんの同人ソフト「マーブル・マジック」。こちらのほうはWindows版のシェアウエアでも販売されているのでご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、原点のこちらのほうを紹介させていただきたいと思います。
X68000というマシンは様々なジャンルに対応できる機種でしたが、とりわけアクション系の「動きが激しいゲーム」を得意としていました。グラフィック機能も当時販売されていたWindows3.1やPC-9801に比べれば数等上でしたし、スプライト機能の多さで多彩なグラフィックを実現していたという点で、ホビーマシンとしての地位を確立していました。同人ソフトでもこういったゲームは多く頒布されていて、この「マーブルマジック」もそういった作品の一つでした。
ゲーム形式は「トルネコの冒険+ゼルダの伝説」といった感じで、毎回プレイ時に違うダンジョンが生成され、部屋の中にいる敵を全部倒せば次の部屋へ行けるというものです。しかも、プレイ時のヒロインの語りが毎回違っていて、生い立ちや口調まで変わってしまうという面白い形になっているのですが、これが少々弊害を――この点に関してはまた後述で。
ちなみに、ヒロインはチャルセオ・エルダー・ライラックの三人。それぞれの攻撃には特性があり、アイテムを入手したり経験値を得ることで威力も増していきます。もちろん、経験を積まなければ後々痛い目に遭うわけですが。
先ほども書いたとおり、このゲームに出てくるダンジョンは自動生成されるものですが、こういうゲームの弊害として「場合によってはすんなりとボスに行けてしまうマップが生成される」というのがあります。トルネコやシレンと違い、経験を積まないままどんどん行ってしまうと、ボスの強さについていけなくなってしまうので、いくら面倒くさくてもしっかりと経験を積まなければいけません。私はそれで痛い目に遭いました……
操作感も良く、気軽に遊べるという点でこちらのゲームは長く遊ばせて頂いてましたが、今でも十分に楽しめるゲームだと思います。敵の多さもストレス解消にはうってつけだと思いますしね。
さて、前出のとおりこちらのゲームには「2」が存在し、ベクターでのダウンロードが可能なのですが、残念ながらWindows2000環境ではプレイすることができませんでした。また、現在連絡手段が無いため、X68000版の配布関係は不明となっております。
No.10 「Ever Green」
機種 PC-8801mkIISR以降
頒布時期 '93
制作サークル Lotus Roots
![]() 1面より。荒地を残しておかないと、 魔法を使うスペースが無くなるので注意! |
![]() ステージクリア。 なかなか綺麗な演出になっています。 |
![]() 2面より。ここから敵の種類が一気に 増えてきます。じっくり引きつけましょう。 |
![]() ボスステージ。ザコに気を取られず、 とにかくボス倒しに集中! |
そしてもう一作。こちらはパソコン黎明期からのホビーマシンとしての雄・PC-8801mkIIシリーズで頒布された「Ever Green」で、パズルアクションゲームとして大変いい出来に仕上がっています。
PC-8801の描画機能は「デジタル8色(基本色8色中8色同時発色)」もしくは「アナログ8色(基本色512色中8色同時発色)」というもので、お世辞にも良い環境とは言えませんでした。同社のライバル機・PC-9801が「デジタル8色」の他に「アナログ16色(基本色4096色中16色同時発色)」を有していたのを考えると、ハンデが多少なりともあったと思います。しかし、その普及度と、ある程度揃っていた開発環境から様々なソフトが発売され、同人ソフトでもRPGを始め、いろいろなソフトが頒布されていました。
まず目を引くのがタイトル。チカチカしているように見えますが、実は高速描画で22色同時発色を実現させているのです。メインメニューに掲載しているのはその名残で、ちょっと色がずれているのでご了承ください。また、オンラインヘルプやオプションも充実しているので、現在ダウンロード媒体として発表されているものには説明書がついていないのですが、わかりやすくプレイできます。
さて、ゲームの内容のほうに行きましょう。魔法使い見習いのプリムが、魔物に変えられてしまった妖精たちを自らの魔法で助けていくというゲームで、ルールは単純明快。スペースキーで魔力を溜めてそれを離すと、クリムがくるくると回りながら魔法を発動させて荒地を緑化させ、そして魔物に変えられた妖精を元に戻すというものなのですが、見習い故か、その緑化してしまった場所では魔法が使えないという面白いものになっています。このルールがあることで戦略性が増しているので、こういう戦略が好きな人にはハマってしまうこと受けあいでしょう。
6面ごとにボスステージがあり、また敵キャラもいろいろな種類があって、その対処法に頭を悩ませることも多いです。しかも、一度妖精を戻しても、その妖精が他の敵キャラに触れられてしまえば、以前よりもさらにパワーアップした魔物になってしまうという容赦なきルール。さらには緑化した部分を浸食してくる敵や、逆に緑地でも荒地でもふわふわ浮いて、魔法が使える場所を作ってくれない敵がいたりと、どうすればいいんだ状態です。しかし、難易度はさほど高くないので、気軽にプレイできると思います。
なお、今回Lotus RootsのHPを運営されているOSATOHさんの御厚意により、イメージ掲載の許可を頂きましたので、こちらのほうで転載させていただきます。なお、ご利用の際はM88、PC88Winなどのエミュレーターの他に、PC-8801mkIISR以上の実機BIOSが必要になりますので、各自ご用意ください(互換BIOSではBASIC-ROMが利用できません)。
▼ 「EVERGREEN」 for PC-8801エミュレーター用Disk Image [ Download ] (152KB)